
医療法人社団福寿会
看護部長 五十嵐 里香
2024年12月より西新井病院は、医療法人福寿会の傘下にて運営されております。福寿会の理事長 福岡靖介医師の運営方針を元に、地域に根差す医療をコンセプトに、「必要な時に必要な人へ必要なだけ」のトータルサービスを提供し、また「住み慣れた街で住み慣れた場でずっと暮らしていきたい」を支えたい。この思いを方針として、安心・安全な医療を提供できるよう日々努めて参りたいと思います。法人が変わりましても、福寿会は地域の皆様の応援を頂きながら成長していかなければならないと思うところでございます。
私達は医療従事者の一員として患者様に選ばれる病院と成るよう日々尽力し、「この病院に来てよかった」と思っていただけるような病院として、心ある人材育成にも力を注いでいきたいと考えております。

私が大切にしている言葉の一つに「そしじ」と言う漢字があります。
戦前日本に存在していた漢字で、人間として個の存在意義や役割を表す概念であり、古くから強いパワーと高いエネルギーを持つ尊い文字とされておりました。この文字の意味は「愛・感謝・調和」を意味しますが、第二次世界大戦後にGHQより消滅させられた造語として現在は使われておりません。しかし人間にとって、もっとも大切な“ことば”だと思い、ここに掲載させていただきました。
「そしじ」の言葉を重んじた医療の在り方や大切さを、患者様お一人おひとりに心から寄り添い、最新の医療と温かい看護を提供させていただきたいと思っております。また、看護は「技術だけ」「知識だけ」では成り立ちません。
私は次の「3H」を基準に患者様に向き合い、日々看護師として業務遂行してほしいと願っております。
1つ目のHは head (頭:知識・考え・学ぶ)
2つ目のHは hand (手:技術)
3つ目のHは heart (心:愛・優しさ・思いやり)
看護師はかなり多忙な毎日を送り、時間に追われています。だからこそ安心・安全な看護を提供しなければなりません。尊い命をあずかる医療従事者として、確認を怠ることなく福寿会法人全体で西新井病院を心機一転、活力ある病院に、また地域に必要とされる病院であるよう努めて参りたいと思っております。
人とひととが互いに愛と感謝と調和をもって連携を深めながら「すべては患者様のため」に地域の皆様、医療関係者の皆様のご協力とご支援をよろしくお願いいたします。