福寿会について

必要なときに、必要な人へ、必要なだけ、 トータルにサービスを提供していく

1992年、まだ介護保険制度がなかった時代のことです。

梅島駅前に開業したクリニック(現福岡クリニック)には、ご近所の患者さんがたくさん来てくれました。そんなある日、いつも外来に来ていた患者さんが来ていない・・・聞けば、「具合が悪くてクリニックに行きたいけど行けない」とのこと。一人暮らしの患者さんでした。「来られないのなら、こちらから伺って診て差し上げよう」とその患者さんのお宅へ伺って診察をしました。その時の安心した患者さんの表情から、訪問診療の必要性を感じ、1993年から訪問診療を開始しました。

お正月には、一人暮らしの高齢の方のお宅を羽織袴の医師と振袖姿の看護師で訪問したことがあります。年賀状は当法人からの年賀状がたった一通届いていただけのその方は、私どもの予想外の訪問に大変驚かれ、そして、うれしいありがとうと涙を流されました。クリスマスには、トナカイ姿のドライバーとともに訪問したこともあります。

普通とはなんだろう?普段とはなんだろう?私たちはこのような経験をしながら、いつも考えさせられました。四季折々の行事はどこにでもあるもの、そうした行事には仲間や家族とともににぎやかに過ごしているもの―なんとなくそう思い込んでいたけれど、本当にそうなんだろうか?医療だけで本当に解決するのだろうか?さまざまな現実と直面する中で、私たちは、地域の患者さんがどのような環境にあっても、状況にあっても、できることを知恵を絞ってなんとかやっていきたいという思いをより一層強くしました。

翌年には、訪問看護室(現訪問看護ステーション)を設立し、無認可デイケア室の運営を開始しました。続いて、理学療法士による訪問リハビリ、老人保健施設、管理栄養士による訪問栄養指導など、今の福寿会のサービスの基盤は、この頃、地域の患者さんと共に歩む中で、“住み慣れた町で住み慣れた場で患者様がずっと暮らしていくために必要なもの”を設立運営してまいりました。以来、時代の変化とともに、必要とされるもの追加し、形を変えて、今日に至りました。

すべては患者様・ご家族の願いや希望をかなえられるようにとの思いで、介護保険制度がまだなかった時代から、今日まで歩んでまいりました。

住み慣れた町で住み慣れた場で暮らしていくためには、実は訪問診療だけでは困難なのです。住み慣れた町で住み慣れた場で暮らしていくためには、必要な時には安心して入院したり施設に入所できる環境、日中多くの人と触れ合ったりリハビリしたりすることのできる場の提供、日常的な健康管理や食事や栄養に関すること、日常生活をスムーズに送るためのサポートなど、たくさんのサービスが必要になります。

必要な時に必要な人に必要なだけトータルにサービスを提供していく」という理念は、私たちが地域の患者様・ご家族との多くの関わりの中で強く抱いてきた思いなのです。

医療法人社団福寿会 福岡靖介

理事長の紹介

福岡 靖介 医療法人社団福寿会理事長

福岡 靖介

1956年、兵庫県に生まれる。1982年、神戸大学医学部卒業後、東京女子医科大学整形学科を経て、1992年、東京都足立区に福岡クリニックを開設。1995年 5月、医療法人社団福寿会になり、理事長を務める。

趣味はスカッシュ。犬好きで、奥様と犬の散歩をされている姿をよくみかけると、ご近所の評判です。
患者さまの「必要」をいつも考えて「必要なときに、必要な人へ、必要なだけ、トータルにサービスを提供していく」をモットーにしております。

理事長監修本「かしこい介護サービスの選び方」
みてすぐわかる在宅サービスのチェックポイントわかりやすいと好評です。(日本医療企画・出版)

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だまされない、他人まかせにしない業者選びを!

  1. 各サービスごとにチェックポイントを解説
  2. 実際に使えるチェックシート付き
  3. 高齢者の方にも読みやすいように、ゆったりとした文字組み
  4. 視覚的にも理解しやすいように、随所にイラストを挿入