在宅医療を支えて行く上で診療所が担う役割 |
| |
梅田診療所看護課 |
| |
近年、人口の高齢化、疾病構造の変化、独居者の増加、保険制度改革や様々な障害と立ち向かいながら、福寿会の在宅医療は500名近い在宅患者を支えてきた。まさに24時間フル稼働の場と言える。 |
現在の在宅医療は、羅病の長期化が介護者の負担を重くし、介護サービスが追いつかないという事が現状である。 |
したがって、梅田診療所における、在宅日数の長期化、担任拒否という事例も存在する。本来なら、ご家族の元へ戻るのが本当であると思われるが、そうできない個々の事情があるのも事実である。 |
私たち病棟スタッフは、入院当初から、退院後の生活がどうなるか、予測をもって関わることが大切である。今回は在宅医療につなげていくための、梅田診療所の現状と問題点、そして、どのようにしたら1人でも多くの患者が、家族もしくはすみなれた家で療養できるかということを考えてみた。 |
| |
在宅医療につなげられない、大きな要因として、介護者の介護負担による「意識の問題」がある。 |
入院期間が長期化になる程、その意識が強く現れてくる傾向がある。入院後は、担当者に任せて、他の施設を紹介してもらうという介護者は少なくない。 |
「家族の介護は家族で」という、昔からのあたり前の意識は薄れている。 |
意識の問題、疾病の特性、生活の実態など、在宅から入院施設へ、入院施設から在宅へと、いち早く情報交換をすることが、現状では不十分である。 |
病気の治療と同時に、今後の介護支援について考えていくことが、在院日数の短縮化、在宅医療へつなげていくのに重要であると考えられる。 |
| |
去年の4月から診療報酬が改定され、大変厳しい状況になってきている。私たち、梅田診療所では、ますます在院日数の短縮化が要求されている。 |
老人ホームや、長期療養型の病院に送ることは簡単ではあるが、どのような困難なケースにも、家族の不安を一つ一つ解決し、在宅医療へつなげられるように、より多くの情報交換をして、問題解決の糸口にしていこうと考えている。 |
私たち看護者は、日頃、「自分の家族だったらどうする?」と、在宅看護について話題にすることがある。 |
この発表が、今から家族と話し合う、よいきっかになるのでは?と考える。 |
| |
(院内研究発表 抄録より) |
|